インドでヨガマスターに会ってきた【後編】

この記事は6分で読めます

ind2

こんばんは、新田祐士です。

前回はインドの現状(実態)についてお話しました。
今日はその続きです。

前編はこちら(先にこっちを読んで下さい)
インドでヨガマスターに会ってきた(前編)


インドの旅の最終日の前日、
僕らはガンジス川の周辺の街を探索していました。
もともとインドの医療を学びに来たという事もあり、
「どこかちゃんと学べる面白い所無いかなぁ」
と探していたのです。

そんな時、街で面白いおじさんと出会いました。

彼の名前は長過ぎて忘れたのですが、
会うなりいきなり、

“I am Yoga master!!”

と言い出したのです。
「何このおっさん面白いw(自分でヨガマスターとか言っちゃうあたり面白い!)」
となって、その人について行く事にしました。

※以下、ヨガマスターは英語で喋りますが、全て日本語変換でお送りします。


後ろを歩いてついて行くと、
ヨガマスターは、途中で道に座っている女性の乞食の方に
自分の持っているお金を(少しだけ)渡したりしてました。

さすがですヨガマスター。


そしてついて行く事10分、
だんだんガンジス川の上流の人気の無い所に行きました。
すると、そこには1つの屋台が。

見た目はモスバーガーのチリドッグみたいな食べ物を売っている店で、
「ここで買ってあげなさい」
とヨガマスター。

もしかしてヨガマスターはめちゃめちゃ美味しい店を僕らに紹介してくれたんじゃないか?
と期待を高めて買ってみると、死ぬほど不味い!!

うわーこれはちょっとさすがに食えないなぁと思い、
道ゆく牛やヤギの餌にしつつ、
再びヨガマスターが歩く後ろに着いて行きました。
すると、今度はトウモロコシの屋台がありました。

見ると、真っ黒に焦げたどう考えても食べれる気がしないトウモロコシを、
地面に落ちてる新聞紙でゴシゴシ焦げ目を削って渡す店です。
ヨガマスターは再び、
「ここで買ってあげなさい」
と言いました。

結局また牛の餌が増えたわけですが、
お金を払った後、ヨガマスターが、
「これも貰っておきなさい」
とお店の人にコッソリお金を渡そうとすると、
「いいえ、代金以上のお金を受け取るわけにはいきません!」
と突き返されていました。

この店の人たち、見るからに貧しい生活していて
毎日食っていくだけで必死だろうに、
商品代金以外のお金を受け取らないのです。

日本人よりも日本人精神に溢れてます(どういうこっちゃ)


こんな人もいるんだなぁ、
乞食のおっさん達もちょっとは見習って
街のゴミ拾いでもやれよなぁ
と色々考えつつ、

「もしかしてヨガマスターは、
こうして現地の人たちの誇り高き精神を見せてあげるために
わざと僕らに買わせてるんじゃないか?」


とか(ポジティブに)考えるようになりました。

その後も、途中でチャイ(お茶)の店に入って、
店主が堂々と指を入れて渡して来るお茶を飲まされたり、
色々イベントがありつつ、ヨガマスターに連れられ、
どんどん人気の無いガンジス川の上流に進みました。

「もしかして、ヨガマスターはただインドを案内してくれてるだけなんじゃないか?」

「いやいや、もしかしたら、これらはRPGゲームで言うイベント発生条件で、
条件をクリアして行くととんでもない場所に連れて行ってもらえるんじゃないか?」

とか色々話しつつ、ついて行くと、
ガンジス川の上流の方に、とある小屋がポツンとありました。
「あれ、何でこんなところに小屋が・・・?」

そう思っていると、ヨガマスターは
「ついて来なさい」
と小屋に入って行きました。
小屋に入ると、
そこは外からは想像もできないくらい、
神々しい世界が!

大きな神様の絵が祭られていて、
その前にでっかい祭壇がありました。



まさかの展開きたー!!



と心躍らせていると、

ヨガマスターは、
「さぁ、ここに座りなさい(Sit down.)」
と言いました。

そこから3時間、ヨガマスターによる講義がはじまります。

この世の真理について一生懸命説明してくれてたんですが
日本語じゃないのでほとんど聞き取れませんでした(苦笑)

ただ、そんな中、
1つ聞き取れたのは「マントラ」というものです。

マントラとは、唱えるだけで体の中のエネルギー状態を変える事ができるものです。

今年の前半に催眠術合宿で催眠術を使えるようにしてもらいましたが、
あれは言葉の音そのものよりも言葉の意味(シニフィエ)に意味がありました。
催眠術とは、言葉によって相手の(内部)世界を書き換えていくものです。

一方で、マントラは、言葉の意味ではなく、
音それ自体に意味があります。

つまり、意味が分からなくとも、
唱えるだけで効果があります。
(なので知ってるか知らないか、という問題。)

これも、前回話した筋肉の反射を調べて行く事で、
どのマントラがどんな影響を与えるかが分かってきます。

そんなこんなで3時間の講義が終わった後、
ヨガマスターに
「ここにお賽銭を置きなさい」
と言われ、神棚にお金を置くと、祈祷みたいな事をやってくれました。

その後、いよいよヨガの講義がはじまりました。

ついにヨガマスターの技が見れる!
そう期待に胸を膨らませていると、

ヨガマスター「まずは足の小指を耳に付けましょう。」

とヨガマスターが手本を見せる。


ヨガマスター「ぐぬぬ・・・

あれ・・・心なしか、ヨガマスターちょっと辛そう。

因みに、僕はもともと体が柔らかい方なので、
これくらいは余裕でできました。


ヨガマスター「もっと足を高くあげるのです!!ううう・・・」

ヨガマスター、体がぷるぷる震えていきます。

その後も色々なポーズを取らされるのですが
やればやるほど、ヨガマスターより僕の方が体柔らかいんじゃないか説が浮上してきました。
終わった頃にはヨガマスター1人だけぜぃぜぃ言ってます。

息切れるの早いよヨガマスター!

目がちょっと血走ってます。
わにわにパニックの「もう怒ったぞー!」状態です。


その後、ヨガマスターは神棚の下から箱を取り出し、
中から植物の種みたいなものを吊るした首かざりを出しました。

ヨガマスター
「ここまでよく頑張りました。君にこれを授けましょう。
これはシバ神のエネルギーを込めた種を使った首かざりで、
非常に希少なものです。」

頑張ったのはアンタだよと思いつつも、

僕が
「ヨガマスター、そんな希少なものをいいんですか!!」
と言うと、

ヨガマスターは、
「構いません。ここまでよく頑張りました。さぁお付けなさい。
はは、よく似合ってるじゃないか。」

と笑顔で言ってくれました。

なんていいヤツなんだヨガマスター。

さっきは「この人ヨガマスターとか言って体硬いじゃねーか」とか思ってごめんなさい。
そう思っていると、

ヨガマスター「じゃあ、これは500ルピーです。」

僕「え?」

ヨガマスター「ん?」

僕「・・・これ、お金取るんですか?」

ヨガマスター「当然でしょう、非常に希少なものなんだから。」

なんとヨガマスター、急に商売をはじめだしました。

しかも商売ド下手です。

因みに、500ルピーは、日本円に直すと大体800円くらいなので
全然高いものではないのですが、
もともとインドは物価が日本の20分の1くらいなので、
500ルピーは価値にしたら16000円分くらいあります。

まぁ(こっちからしたら)安いしいいかと思って500ルピーを渡すと、
ヨガマスター「他の方も500ルピーで買えるので付けなさい」

と同じ首かざりを大量に取り出しました。
さっき希少って言ってたのにシバ神の種いっぱいあるんかい!!

シバ神バーゲンセールしすぎだろ!

結局他の人は、首かざり自体は買わず
種だけを100ルピーで買っていました。

ヨガマスターちょっと残念そう。



長い講義の後、
皆でガンジス川に行きました。

ヨガマスターは石の上に立ち、手を大きく広げ、
「見なさい、この雄大な景色を!!自然の力を!
このガンジス川はシバ神の力が宿った神聖な川なのです!
全ての物質はこの川のように循環しているのです!」

的な事を言ってました。
(と言いつつ何言ってるのかほとんど分かりませんでした。)

ヨガマスター、ドヤ顔で語ってます。

さっきヨガやってた時ぜーぜー言ってたのに、
そんな事無かったかのように石の上に立ってちょっと偉い感じで
気持ちよさそうに語ってます。

そして、ヨガマスターは
「よし、ここで食事を取ろう」
とカバンの中に手を入れました。

ヨガマスターだから、きっと凄いエネルギーの高いものを食べるに違いない。

そう期待に胸を膨らませていると、取り出したのはポテチです。

ポテチを取り出し、
「皆で食べよう」
と分けてくれました。

なぜここに来てポテチなんだなんてツッコミはしません。
むしろ変なもの取り出されるよりよっぽど良いからです。

お腹がすいていたのでさっそく頂く事にしました。

食べ終わると、ポテチの袋をくしゃくしゃっとしたヨガマスター。


ぽいっ。


ヨガマスター、神聖な川にポテチのゴミ捨てたー!!



いいの?シバ神怒るよ?


だんだんボロが出始めるヨガマスターですが、
それでも面白い人なのでまぁいいかという事で、
最後は皆でガンジス川を泳ぐ事にしました。
※因みに、ガンジス川で泳ぐのは非常に危険な行為です。
今回は、かなり上流の場所で、安全を確保した上で泳ぎました。
下流の方は、下水や死体が浮いてたり、流れも早かったりで、
非常に危険なので、おやめ下さい。


上流と言えどめちゃめちゃ汚い川なので
泳ぐなんて考えられなかったのですが、
「それ以上に汚い事散々してきたし、もういいか」
と泳ぐ事にしました。
(水だけ飲まないように注意しました)

因みにヨガマスターも一緒に泳ごうと誘ったのですが、
「いやいや、私は皆が溺れないようにここで見守ってます」
と川の側で見守ってくれていました。

危険な事はしない。それがヨガマスターです。



こうして、ヨガマスター(?)と別れました。

多分(というかどう考えても)エセだったと思うし、
本人は観光客をカモに一儲けしてやったと喜んでるのだと思いますが、
こっちからしたらたった600ルピー(1000円くらい)で楽しい1日を過ごしました。


今回の旅を通して思った事が2つあって、まず、
「やっぱりインドの人ってビジネスが下手すぎる」
という事です。

聖者はそもそもビジネスしないし、
ヨガマスターみたいな人も、最初は良かったのに
だんだんボロが出てきておかしい事になっていきました。

あれだけ神的なエネルギーを使いこなす人が多いわけですから、
もっとマーケティングができる人が増えたら、
インドの経済は一気に活性化して、
凄い事になるのになぁと思いましたね。

それから、もう1つ。

僕が今回、インドに行って良かったのは、
「自分の行動の幅が大きく広がった」
という事です。

よく、
「ビジネスで成功したければ人がしないような事を沢山した方が良い」
と言われたりしますが、これは何も、お金をかけないといけない事だけではありません。

インドみたいな所は、普段できない事がふんだんにできて、
自分の思考の壁が一気に外れます。

だって、レストランとか行ったらハエがたかった料理がポンと出されるんですよ。
日本だったら絶対に食べれないけど、
インドだとそういうのでも食べないと行きていけません。
※ただ、インドのカレーは(無駄に辛いけど)味はかなり美味しいです。

最初は体にハエとか止まったらすぐ振り払っていたのに、
最後の方はだんだん「もう無駄な努力だな」と悟り、
虫とかいても全く気にしないようになりました。


また、最初のうちは、停電が起こるたびに、
「なんだなんだ!!」
と皆びっくりしていたのが、最後の方では、
レストランで食事してる時に停電が起こっても、
誰1人としてその事に触れもせずに会話を続けるという
かなり強靭なメンタルになりました。


ガンジス川で泳いだりも、最初は絶対やらないと思ってたのに
最後の方では「まぁいいか」と思うようになってました。
※くどいようですが、ガンジス川は本当に危険なので気を付けて下さい。
人生もビジネスも、「選択の連続」です。

僕らは気づかないうちに何度も選択を行って、
ルート分岐して進めていくのです。

「今までやった事も無いような大きな経験」

をした人は、その分、抽象世界において新たな軸ができ、
毎回の選択の際に、新たな選択肢が出てくるようになって、
思考の幅が一気に広がります。

そんな体験が(ほとんどお金をかけずに)できるので、
毎月行くのは辛いですが、年に1度くらいならいいかな!
と思えるのがインドでした。

人生に1度は、是非行ってみて下さい!



ではでは!



PS.
因みに、ヨガマスターに貰った種は、本当に良いものでした。
持ってるだけで体中の経絡が整います(笑)
これが「楽しかった!」というエピソード記憶が呼び起こされるからなのか、
本当にシバ神のエネルギーが詰まっているのかは、定かではありませんが・・・

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. utyu
  2. otya
  3. power
  4. sarunowakusei
  5. ind1
  6. kusuri7
  1. 新田様

    こんにちは、金澤と申します。

    大変楽しく読ませて頂きました。

    感想ですが、

    「エネルギーレベルが上がった。」

    です。


    新田さんのように、
    筋肉のどこを触ったら、
    エネルギーが高まったかなど
    わからない私ですが、

    読後感は

    「エネルギーレベルが上がった。」

    です。


    記事で人のエネルギーレベルを上げるなんて
    すごいですね。

    これからも 楽しく読ませて頂きます。

    ではでは。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Facebook

Facebookやってます。
友達申請orフォローはお気軽にどうぞ~!
新田祐士公式Facebook

ビジネスメルマガやってます
登録はこちらからどうぞ!
メルマガ

プロフィール

著者:新田祐士
普段はビジネスのコンサルやシステム制作をしつつ
医療を学び、世界に伝えていく活動をしています。

facebook

カテゴリー